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2006年9月25日 (月)

9月の着物 at okinawa

9月に入り、台風が去った後、さすがの沖縄でも朝晩はクーラーが要らないように
なってきた。日中は30度を越すし、太陽がさせば真夏とほとんど変わりないのだが、
盛夏は過ぎ、晩夏という雰囲気にはなってきている。

2週続けて週末に、7,8月は着なかった館林唐桟(木綿単)を着ている。
沖縄では内地と同じ和服の衣替えをする必要はないと思うのだが、それでもなんとなく、
9月に入ってからは、しじら織り(特に白)は着たくなくなってしまった。
しじら織りの出番は透ける着物と同時期、と考えている。
そして、沖縄といえども透ける着物は8月いっぱい、ということでいいのかもしれない。

夏久留米は10月いっぱいくらいまでは着るつもりでいるが、9月に入ってからはまだ
出番がない。週末の一日しか着物を着ていないせいもあるとは思うが。

帯は芭蕉布の半幅ばかり。(完全に惚れ込んでいる・・・)
芭蕉布の帯はしっかりしているので、前板なしでも大丈夫、ということにも気づいた。
(それまでは、ベルト付きの夏用メッシュ前板をずっと使っていた。)
前板を抜くと、更に涼しく着ることができる。
地元の素材がいかに地元での着用に向いているか、というのを実感中。

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2006年9月13日 (水)

ウーウミ初心者の歌

丸まった芭蕉の繊維を細く裂き端と端とを結ぶ苧績み(うーうみ)

均一に細く裂くのも難しく太さが途中で変わってしまう

容易にはほどけないはずの機(はた)結びなのにほどけてしまうのは何故

ほどけないようにしっかり結んだら剃刀を当てギリギリで切る

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2006年9月 2日 (土)

芭蕉の糸

カテゴリーとしては着物に入れるが、着物以前(?)の話。

ちょっと前から、ウーウミ(苧績み)に挑戦している。
芭蕉布を作る一工程、芭蕉の繊維を糸として作っていく作業だ。

先日もう一度、風苧(ふう)工房に行き、2時間ばかり習ってきた。
まず、丸めてある芭蕉の繊維をほどき、膝の上に載せて、割く。
繊維は1.5m程度の長さで、幅も5mmくらい(まちまち)。
これを適当に同じくらいの太さに割いて、機結び(はたむすび)で結ぶ。
結ぶと余分な糸が飛び出るので、結び目ギリギリの所でカミソリを当てて切る。
名人がやると結び目がほとんどわからないそうだ。
NHKの番組で紹介されており、そのホームページにも詳細な写真がある。
(ぴゅあしるくさん、情報ありがとうございました。)

こうして一本の長い糸になったものをカゴの中にひろげていく。
そうするとこの画像のような感じになるのだ。(前にも使った画像で失礼。)

Ito_1 ウーウミの工程はここまで。
「ためしにやってみて」と丸められた芭蕉の繊維を3玉、預かった。

預かってきた繊維はワーファといって芭蕉の茎の一番外側、
太い糸になり、着物ではなくテーブルセンターなどになるという。
(初心者向けでもあるらしい。)

習ってきて、すぐにでも始めたかったが、こういう時に限ってしばらく忙しい。
丸められた芭蕉の繊維をほどきはじめたら、ほどき終わるまでは中断しない方がいいと
いうので、最低1時間から2時間のまとまった時間を確保しないといけない。

実際に家でウーウミを始めたのは10日後くらいである。
始めて、すぐにつまずいた。
・・・忘れている。まぁ、10日もたてば私の頭と手では忘れるだろう。
やりながら思い出せるか、と、とにかく始めてみた。

まず、同じ太さに割くのが難しい。
芭蕉の繊維の根元と先端でも太さが違う。
同じにしたつもりでも、全然、一様な太さになっていない。
それから、機結びを思い出すのにかなりの時間がかかった。
単純な結び方だった、と、ようやく思い出して結んでみたら今度は、ほどける。
カミソリで切る前にひっぱると、結び目がとけて、また結びなおし、の繰り返し。

機結びは、シンプルでほどけにくく結び目が目立たない、という結び方なのに、
なぜ私が結ぶと、ほどけるのだろう。
結局、1時間以上、何度も何度も結びなおしていて、気がついた。
2本の糸端をからめ、糸をひいて締める、その締め方にコツがある、と。

こういう細かい技術は、習うだけではダメだ。
自分の指先でやってみて、失敗して、試行錯誤して、自分の手に合ったやり方を
体得するしかないんだなぁ、と思い知った。

そのかわり、一度、手がおぼえてしまえば、あとはスイスイ進む。
丸まった芭蕉の繊維の玉を糸にするのに、最初は3時間近くかかった。
次は2時間弱、そして3個目、預かった最後の玉は1時間余りで糸として仕上がった。

しかし・・・早くはなったが、糸の太さは一定していないし、結び目は大きい。
練習用、といって預かってきたが、貴重な繊維を無駄にしたような気がする・・・。
この糸に撚りをかけて、織ることができるんだろうか。
悪い糸(繊維の方向が逆につないである、太さが一定しない、云々)だと撚りをかける時に
切れたりするらしいし、織ってる最中にも切れることがあって、そうすると織る手を止めて
糸を結びなおすことになる、と工房の主は言っていた。
今回の私の糸は、織り手に迷惑をかけるような気がしてならない。

しかしまぁ、こんな調子でもずっと続ければ、名人の域に近づけるだろうか。
80歳ぐらいになった時に「slummyの糸は上等」と言われるようになることを目標に、
続けていきたい。頑張ろうっと!

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