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2006年8月14日 (月)

ガーゼの居敷当て

この夏、普段着にしじら織りの木綿着物を愛用している。
居内商店にて購入したもの。)
もともと帯に合わせて買ったもので、あまり思い入れがない分、かえって気楽に着ている。
子供と一緒の盆踊りに来て行ったり、バーベキューに来て行ってタスキがけで料理したり。
汗まみれになっても、油やソースがとんでも全然平気。
翌日ネットにいれて洗濯機で他の服と一緒に洗う。
干す時に少し伸ばすが、特有の「しぼ」をとらないようアイロン不要というのも手軽。
着た感じも軽く涼しく、真夏の普段着物として大活躍である。

そんな感じで、数えきれないくらい着ていたら(購入後、大体3ヶ月が経過)
お尻のところだけ、しじら織り独特の「しぼ」がのびて生地も薄くなってきてしまった。
おまけに背中心の縫い目が、お尻の部分だけ見えてきている。
・・・居敷あてをつけずに仕立てたから、だと思う。
いくら思い入れの少ない(一生ものだとは思ってない)着物とはいえ、
こんなに早くダメにしたくはない。
ほどけたり生地が破れたりする前に、自分で居敷あてをとりつけることにした。

仕立てあがった着物に居敷当てを自分でつけるのは、これで2度目。
最初につけたのは初めて買った木綿着物館林唐桟)で、自分としては大事な着物。
とにかく補強するために、しっかりした厚手の木綿生地(といっても家にあった布)を
縫い付けたのだが、今回は白地の夏物。
前回ほど強度最優先・・・ではない。

まずは機能面。できるだけ涼しく着たい。
それから、色。
透ける着物ではないにせよ、どんな色でもいいという訳にはいかないだろう。
やはり白、か。夏物の襦袢は白ばかりだし。
イメージとしては、さらし木綿がベストという気がするが、今、家にはない。
今日は外に買い物に行く気分ではないので、家にある布で済ませたい。
(・・・というあたりが思い入れの薄い着物、ということである。)

しばらく考えたあげく、ガーゼを使うことにした。
幅30cm、10mの長さで売っている医療用ガーゼ、である。
涼しさ(&手軽さ)最優先、まぁ、はっきり言って実験のようなものである。
こんな薄いガーゼで補強になるのか、というのが一番の問題。
いくらなんでもこれ1枚、という訳にはいかない気がしたので、4枚がさねにして
居敷当て用の布にすることにした。

約60cm長さの居敷あてにするので、ガーゼを長さ240cmに切り、4枚がさねにたたんだ。
一方の端(裾側にするつもり)を三つ折りぐけにして、あと三方はそのまま揃える。
背中心の縫い代にガーゼの中央部分を縫いつけ、三辺を縫い付けて終了。
(かなりテキトーだが、いちおう参考にしたのはこの本。)作業時間、約1時間。

着て、汗だくになった後の着物に縫い付けてしまったので、明日はこの居敷あてを
つけて初の洗濯予定。ノーアイロンで、どんな感じになるだろうか。
もしうまくいったら、もう一枚のしじら織(紺地。浴衣として売っていたが、襦袢を着て
白半襟に芭蕉布帯、という組み合わせで着たりしている)にもガーゼの居敷あてを
つけてみよう。

・・・ダメそうだったら、さらし木綿を買ってこようっと。

  追記。洗って乾かしてノーアイロンで適度にやわらかく、通気性もOK。
     他の単衣にもガーゼ居敷当てをつけることにした。
     実験の規模を拡大、ということである。

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コメント

こんにちは!ガーゼのアイデア、私も嘘つき半襦袢の袖や下着などに使っています。夏着物は暑さとの戦いなので、柔らかく速乾性のあるガーゼはいい素材だと思います。羨ましいのは芭蕉布です。「美の壷」NHKで素材の稀少さ、手作業で糸を繋ぐご苦労などを知りました。とても手の出ない高級品ですが使っている方のご意見を聞くとやはり魅力のある一品なのですね。

投稿: ぴゅあしるく | 2006年8月17日 (木) 13時33分

ぴゅあしるく様、コメントありがとうございます。
目の粗い、医療用ガーゼを使うのは石橋 富士子さんの本を参考にしています。芭蕉布はホントにいいですよー。でも市場価格としては、高くなりすぎてしまっていますよね。あの手間を考えると無理もないような気もするのですが、それでも昔は王侯貴族だけではなく庶民も着ていたのです。芭蕉布の着物が沖縄庶民の布だった時代は、一枚一枚がそれこそお金には換えられないくらい大事にされていたのではないかと思います・・・安いものが大量に消費され、簡単に使い捨てにされる今の時代には、そぐわない布なのかもしれません。

投稿: slummy | 2006年8月18日 (金) 04時25分

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