2007年8月23日 (木)

日本脳炎の予防接種(その2)

久しぶり(1年ぶり?)にこの話題を。

積極的勧奨差し控え中の日本脳炎予防接種ですが、ウチは危険区域にあるということで(半径2km以内のところに豚がいるし、この地域の豚は日本脳炎ウイルスに感染してる可能性が高いため)子供に予防接種を受けさせました。
今回の接種で我が家の子供たちは全員、初回接種(3歳の時に2回、1年後にもう1回)を終えたことになります。
前回は待ちきれなくて自費で受けさせたんですが、今回は公費、つまり無料!

接種の手順を書いておきます。

1.役場の予防接種担当課に「日本脳炎の予防接種を受けさせたいです」と電話。
 担当さんに子供の名前と生年月日を告げ、予防接種を実施している病院を教えてもらいました。(というか、私の場合は自分の勤務先で接種できるかどうか、なんですけどね。)

2.数日後、DPTなどの他の予防接種同様の問診票と、 同意書(下図)が送られてきました。

3.日本脳炎の予防接種を実施している病院に電話し、接種を予約しました。
(私の場合は職場なので、内線電話でしたけど…小児科に予約した後、薬局からワクチンの在庫が少ないこと、製造中止にするメーカーがあいついでて、昨年の接種とは違うメーカーの薬になるけどそれでいいですか?という連絡がありました。)

4.問診票と、同意書に必要事項を記入し、母子手帳も持って子供と一緒に病院へ。
(4歳の息子は注射の瞬間は泣いたけど、すぐ泣き止みました。)

以上です。文章にするとこれだけですけど、結構、手間です。
だから受ける人は少ないだろうなぁ、と思いますが…。
個人的には、我が家と同様の条件(こちらで流行予測地域とされる色付きの都道府県に住んでおり、半径2~8kmの距離に養豚場があるか、野生のイノシシが出る可能性があるような場所に住んでいる、もしくは好んで行く家庭)のお子さんは、ワクチンの接種を検討された方がいいのではないかと思います。

ちなみに沖縄では以前、米軍の軍人軍属の日本脳炎発症者があり、沖縄に派遣する米軍関係者には予防接種をしているそうです。
CDC(米国疾病管理センター)では沖縄の4月から10月を流行期としています。

9月末、追記。読売新聞の記事(Web魚拓)をリンクしておきます。

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2006年10月16日 (月)

日本脳炎の小児患者発生

平成2年以来途絶えていた日本脳炎の小児患者(未就学児)が熊本県で発生した
そうです。情報はこちらより。
日本脳炎は発症してしまうと有効な治療法のない疾患です。
この子が後遺症もなく回復することを、祈っています。

もちろん地域によって事情は違いますが、ブタにおける流行が確認できる地域では、
今もなお、日本脳炎の予防接種は必要なのではないでしょうか。

私自身の子供たちにはこちらに書いたように自費で予防接種を受けさせましたが、
住んでいる地域の広報紙(14ページ)によると、公費での対応を開始したようです。
国は全国画一的な通達しか出せないでしょうが、日本も北から南まで、地域に
よって背景となる事情は違います。
地域の事情にあわせて、子供たちの健康を守るために働いている行政、関係者の
みなさまのご尽力に感謝します。

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2006年9月18日 (月)

日本脳炎の予防接種

先週末、子供二人に日本脳炎の予防接種を受けさせました。

子供は、3歳と5歳。
以前なら(厚生労働省による「日本脳炎ワクチン接種の積極的勧奨差し控え」
の前なら)集団接種されている年齢です。
しかし、新しいワクチンの接種がいつからになるかもわかりません。
「希望者には接種する」という原則も守られないので(希望したが、連絡がないまま)
自費診療として、二人の子に接種することにしました。

以下、ウチの場合の手順を記録しておきます。
1.医療機関に「日本脳炎ワクチンを自費で接種させたい」と連絡する。
2.その医療機関で接種できるということであれば、接種日時を予約する。
3.予約日には、ワクチンを受ける子供の母子手帳と保険証を持ち、
 子供と一緒に受診。
4.医師の診察、説明を受け、接種の回数について検討する。
(ウチの子の場合、5歳の子は3歳の時に1回、接種していたので今年2回接種。 
 3歳児は今回が初めての接種なので今年2回接種し、次は1年後。)
5.接種し、お金を払って帰宅。

予防接種を受けるかどうか、は、子が感染するリスクを検討した上で、
親が(医師の知恵を借りつつ)判断すべきことです。

私は、70万回から200万回の接種に1回発生するという副作用のリスクよりも、
日本脳炎にかかるリスクの方が高いと判断しました。
一番の理由は、地域性。
感染源のブタが、近くにいるとされる「レッドゾーン」に住んでいます。
世界的な視野でみれば「日本脳炎流行地・感染危険地域」とみなすべき、地域。

日本脳炎について、医学的な情報はこちらが最新のものでしょう。
小児科医としての常識的な見解(だと私が思う)ものはこちらにあります。

追記。沖縄県医師会からの情報。
定期の予防接種における日本脳炎ワクチン接種の取扱いについて
今年8月31日付での厚生労働省からの「日本脳炎ワクチンについての説明書」も
中に含まれています。

更に追記。やんばるでも、私が住んでいる地域では公費で(個別接種の形式で)
受けられるようになったそうです。詳しくは市町村の担当課にお問い合わせを。

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