2018年5月17日 (木)

平成30年度以降の認定試験で何が変わるのか

なかなか更新しないブログで、すみません。
あくまでも個人が気ままにやっているブログでして、ご期待に添えないことばかりではないかと存じます。

と書くと
「そもそも何も期待なんかしてない」
と思われた方もいらっしゃるかと思います。

ありがとうございます。

そのような方のために、このブログを書いております。
(期待の低さがありがたいです。)

さて、もう一度、タイトルとカテゴリをご覧ください。

「この内容には興味がない」という方は、以下を読むのはお止めください。
時間の無駄です。
これを読みたい!という方、大変お待たせいたしました。
・・・前置きはここまでです。

今年、平成30年度は診療情報管理士認定試験が「変わる」と予告されている年です。

毎年2月初旬に行われる、日本病院会をはじめとする四病院団体協議会主催のこの認定試験。
2019年2月の第12回試験から何が変わるのか。
どう変わるのか、ということについて、現時点での私の理解をこちらにて公開しておきます。

これまでも細かな改革がされてきている診療情報管理士認定試験ですが、今年度は大改革なのです。

「基礎」「専門」「分類」の3つに区分されていた試験が「基礎」「専門」の二つの区分に変わる、と聞いています。

具体的には・・・日本病院会のサイト(リンク先はpdfです、ご注意ください)によりますと。

>※分類法について
>ICD-10の索引表、内容例示表の2冊を使用しコーディングを行うための学習から、
>主に第12章でICDの体系を理解するカリキュラムに変更になりました。
>基礎課程で学んだ知識を活かし、ICD-10 各章の疾病分類体系の構造や特徴、留意事項を学びます。

とのことです。

コードを「引く」ところをAIやソフトにまかせ、
「人間にしかできない」ことを
「人間が」する。

そのための試験になる、という印象を私は持っています。

分類法が「無くなる」訳ではないことにご注意ください。

これまでの分類法は「疾病(の病態を理解して)適切なICDコードを付与する」ことができればOK、みたいな感じでした。

ICD-11の完成、適用が目前となっている現在、これからは

1)現時点でのICDコード(分類)の体系を理解している
2)今後ICDコードがアップデートされる(例:CD-11になる)際に、自分でその変化についていく

この2点ができる人を、「診療情報管理士」として世に出していきたいのではないかと、私はみています。
「与えられた業務をこなす」だけではなく、「自ら必要なことを見出して動く」人を資格認定しよう、と。

時代の変化についていくのは大変ですが、時代から取り残されるのも人、時代の先を行くのも人、です。
お互い、頑張りましょうね。

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2013年12月20日 (金)

分類法試験に持ち込むICDの書き込みについて

今回は病理の話はありません。診療情報管理士認定試験の話のみです。

さて、診療情報管理士認定試験が近づいて参りました。
来年(2014年)は2月9日、ですね。

昨年の年始年末休みといえば、この認定試験のために勉強していた記憶ばかりなのですが(主人の実家に行っても最低限のことしかせず、親戚等の年始挨拶回りもすべて免除していただき試験勉強してた…)、おかげさまで合格できました。勉強せずに合格することはありえない、という試験なのは確かだと思います。今年、受験されるみなさま、頑張ってください。

さて、分類法試験に持ち込むICDの書き込みについて質問されましたので、私のわかる範囲でお答えします。
個人的には、通教のスクーリングの時に日本病院会の事務局の方にかなり粘って(苦笑)質問した事柄ですし、日本病院会からの通知もありましたので、それに基づいてのお答えです。

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[可能事項]

・はがせないインデックスの貼付可能、インデックスに書く文字は自由

例:「あ」・「か」・「さ」・「た」・「な」…だけでなく、「新生物」「糖尿病」など個別の病名も可能。

・アンダーライン、蛍光ペン、ラインマーカーの使用可能

・業務上の書き込みや講義のポイントなどの書き込み可能

[禁止事項]

・付箋の使用は禁止。付箋タイプのはがせるインデックスも禁止。

・不正な書き込みは禁止。

例:表紙裏などの白紙ページにリポート問題を書き写す。予想問題を書き込む。
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以下は私の解釈となります、ご参考までに。

診療情報管理士には、精確かつ迅速な疾病コーディング能力が求められています。
ICDを詳しく知り、縦横無尽に活用できる、という技術です。

単にICD-10やICD-9-CMを丸暗記することが求められているのではありません。
だからICDの持ち込みが可能な試験となっているのだと私は考えています。

今は電子カルテの時代、多くの病院では疾病のICDコードがプログラムによって自動変換されているでしょう。
なのに、なぜ、わざわざ辞書みたいな分厚いICDを「引く」分類法試験があるのでしょうか?
それは、現時点の自動変換プログラムにはない、別の能力を期待されているから、だと思います。
停電時でも疾病コーディングが出来る…というのは冗談です(笑)
それも確かに出来るでしょうが、停電時のみが出番という訳では決してなく。

単純ミスなどによる不適切なコーディングの修正、監査。
そもそもの疾病名が不適切であれば病名をつけ直す、という病態理解に基づく総合判断(コーディングも含む)。

それらを、素早く精確に「こなす」ことが診療情報管理士には求められています。

分類法試験は、試験時間の90分内に50以上の疾病コードを「引く」必要があります。
スピードと正確さと細かさ、この3点が大切なのです。

素早く精確にICDコードを「引く」ために、インデックスや書き込みが認められているのだと思います。
コーディングのスピード、正確さ、精密さが向上する、というのが「不正でない」書き込み、アンダーラインなどのマーク、およびインデックスでしょう。
それは、診療情報管理士と認定された後も、本業に役に立つのです。

一方、リポート問題や予想問題の傷病名とコードをセットで書き写す、というような書き込みは、もしたまたまその傷病名が出題されれば試験の点数は上がるかもしれません。
しかし、それは診療情報管理士の本業とはあまり関係のない、試験をクリアするためだけの書き込みです。
コーディング能力を「偽装」するための書き込み、と言ってもよいかもしれません。
ごく部分的で一時的な「丸暗記もどき」ですよね、それって。
貼ってはがせる付箋が禁止されているのも、試験直前予想として付箋を貼る(試験が終わったらはがす)のは「試験をクリアするためだけ」「その後の本業に役に立たない」から、ではないかと思います。


*なお、受験生の方でより正確なことを知りたいのであれば、通教生ならば日本病院会事務局(通教担当)、認定校で勉強された方は出身校・在籍校にお問い合わせください。

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