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2008年11月10日 (月)

ティシオン

Tesseion_2 10月、ギリシャで開かれた国際病理学会というのに行ってきました。

世界史が好きで星とギリシャ神話が好きで、という私はこの機会を逃したら一生ギリシャに行くことがないかも!と、必死で演題を出して、行ってきました。国際病理学会での発表は2000年(名古屋開催)以来です。

学会で何を発表したか、というのは恥ずかしくてここには書けませんし、専門的な感動!(知識のup to date)についても詳細を説明できる自信がないので書きませんが、それ以外、見てきたギリシャについて、書きますね。
学会のためほとんどアテネに滞在し、観光としては一日、デルフィ日帰りツアーに参加しただけですが、それでも私には大満足のギリシャ滞在でした。

画像は、今回、私が最も美しいと感じた建造物です。
ティシオン(テセイオン、ヘファイストス神殿)。
有名なパルテノン(アテネ神殿)とほぼ同時代とされていますが、一回り小さく、そして古いにも関わらず保存状態がすばらしい。

長い間、アテネの伝説的な英雄、テセウスの神殿とされてきたそうですが(ミノタウルスと戦うテセウスが上部に浮き彫りにされている?)、発掘調査で鍛冶に関する発掘品が多数出て、鍛冶の神へファイストスの神殿ということになったそうです。中からヘファイストスとアテネの像が出たとか。
でも、ティシオンという呼び名はまだアテネ市民の間には保たれていて、近くの地下鉄の駅名もティシオ。
こんなに美しい神殿ですから、生まれた時から醜いため母ヘーラーに捨てられたといわれるヘファイストスの名よりも、古代英雄のテセウスの名で呼んでおきたくなる気持ちもわかります。短い名の方が呼びやすいし(笑)

アテネ市内、私が泊まっていたホテルから徒歩10分くらいのところにあり、最初は夕方、学会が終わってから見に行ったのですが、ものすごく気に入ったため、アテネを出発する日、飛行機に乗る前の時間にもう一度、見に行きました。
この時、時間帯もお昼前で、他に観光客もほとんどいませんでした。
この写真の光景を独り占めです。(監視員はいたけど。)

最初に見に行った時、夕日を浴びたテッシオンはこんな感じでした。
Tesseion2_2

小さいから破壊の対象とならなかったのでしょうか。
それとも、鍛冶の神(ものつくりの神)の神殿だから、
建築者たちが特別に壊れないように、真心込めて作ったとか。
ヘファイストスはお調子者が多いギリシャ神話の男神の中では珍しく堅気な神様ですから、自分の神殿だけは守ったのかもしれません。

小高い丘の上に立つティシオン。
Tesseion3_2



今回、ギリシャで最も心惹かれた遺跡でした。ここから離れるのが、名残惜しかったです。

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コメント

お疲れさまでした。
学問の発祥地での、学会、、、素敵ですね。

投稿: green leaves | 2008年11月16日 (日) 17時32分

green leavesさま、コメントありがとうございます。
確かにギリシャって学問の発祥の地、ですね。医学の父、ヒポクラテスの出身地でもありますし。某先生はヒポクラテスの石像を購入されたとかで、一緒に凝られた奥様が「重たいわ~」と愚痴っておられました(笑)

投稿: slummy | 2008年11月23日 (日) 03時29分

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